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生犬穴


 昭和4年(1929)8月2日 滝上正一(まさかず)(当時17才)さんら青年4人によって発見された。秩父帯南帯乙父沢層の石灰岩体にできた鍾乳洞で不二洞と共に群馬県の二大石灰岩鍾乳洞である。発見当時は、鍾乳石・石筍・石柱・フローストンが無数に並び自然の創造した雄大にして荘厳、とても筆舌にはつくし得ぬ神秘的な美観であったと言う。
 入口はもぐりこむと10mぐらいのところで通路はやや狭くなるが、その先は急傾斜したやや広い洞窟が続く。洞中には鍾乳石や石柱、石筍がよく発達し、高天原(たかまがはら)・常世(とこよ)の国・天の安河原・珊瑚洞・根の国などと名付けられた見所がある。また水成の堆積岩(水成岩)の露出しているところもあり少量の水も流れていて、学術的価値は極めて高いと言われている。
 洞内から狼の遺骨が多数発見された。山犬の棲家であったことから「お犬様」信仰の対象として「生犬穴」の名称がついたものと考えられる。
 その後心ない入洞者によって、石筍、鍾乳石は洞外に持ち去られたり、照明の石油カンテラや松明のため、煤けて汚れてしまい、昔の美観が損なわれたのは残念である。土地所有者から村が借り上げ教育委員会が村民と一体となって保護管理している。

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