観光情報



墨書大般若経


由来
 この墨書大般若経600巻(内1巻を欠く)は曹洞宗天岩山泉龍寺所蔵の経巻で、永徳元年(1361)10月より同2年11月にかけて書写されたもので、今から600年前のものであることが、群馬県史編纂室の調査によって昭和51年に確認された。
 この経巻の奥書によると宗救と言う僧が願主となって、森戸抜鉾大明神(現在の乙父神社)に奉納したものであり、執筆者は武州児玉郡金讃(現在の埼玉県児玉郡神泉村金讃)天台沙門金讃談所の僧、秀賢、中光、賢真、常陸国(現茨城県)筑波山椎尾寺の僧、守海等数人の手によって写経され、旦那(寄進者)や、とう太郎(砥根平)、弥四郎(向屋)、弥四郎入道(小春)等の人名、地名が明記されている。
 その後、明徳、永正、天和、享保年間に補修されている。ある時、火災により百余巻を焼失したが、山中遠西の住人黒沢伊兵衛正次が願主となり、天和元年(1681)から同3年までにこれを補写し奉納した。
 この様に、それぞれの年代にわたり地域の人達に大切に受け継がれ保存されたものであり、中世の史料として県下に稀にみる貴重な経巻である。

back

お問い合わせ/上野村商工会
  群馬県多野郡上野村大字川和11 Tel.0274-59-2254 Fax.0274-59-2465
  E-mail : ueno2254@uenomura.ne.jp