観光情報



不二洞

 
 秩父帯南帯乙父沢層の石灰岩体にできた鍾乳洞で生犬穴と共に群馬県の二大石灰岩鍾乳洞である。
 今から約400年前、川和の修行僧悦顔上人によって発見され、日本に二つと無い洞穴であるとされ、洞内の名称は全部仏教にちなんでつけられている。昭和40年代までは「不二穴(ふじあな)」と呼ばれていて、「不二穴に入ると風が吹く」などと言われ入洞することを押さえることもあった。
 昭和37年群馬県立勢多農林学校の山岳部員高橋隆さん(神ケ原出身)が数名の部員を連れて、穴にロープで降り調査した。そのときの案内人は黒沢亀之助・松元大六の両氏であった。穴の底から5mくらい上の所に横穴があり、そこに人骨らしい物を発見したので藤岡警察署に報告した。警察の調査の結果、死後100〜150年経過している男子の骨と判明した。身元はもちろん、なぜ落ちたのか分からない。不二洞の発見者悦顔上人ではないかとも言われている。
 その後、村では観光資源として徐々に整備し、昭和43年には空穴(からあな)に螺旋階段を設けたり、さらに川和自然公園を整備した。
 昭和53年に布施英明(動物)、萩原哲(地形・地質)、須藤志成幸(植物)、夏目道生(動物)の4人に不二洞環境調査を依頼し、有恒鉱業(株)叶山事務所に不二洞通気量の算定をしてもらい、群馬県教育委員会文化財保護課に空穴に向かってトンネルを作るべく天然記念物現状変更願を提出した。願いが許可され昭和62・63年にトンネルが掘られ現在の入口になった。
 さらに平成4年には新洞が発見され、新洞の堆積物の中から鳥類や獣類の骨の化石が発見されており、その中には本州には生存しないとされてきたヒグマの骨化石が発見されている。
 平成10年3月2日に株式会社上野振興公社が設立され、不二洞をはじめ川和自然公園を管理している。

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